ハイスピード工法 施工現場見学会③

村上建設(株)ハイスピード工法の営業担当の坂上です。

先日開催しました施工現場見学会のデモンストレーションの
内容について、最後のパートに触れていきたいと思います。

やっとクライマックスを迎えます。楽しみにして下さい!

さて、最後は、「液状化対策」についてです。

液状化というと、東日本大震災の時にニュースで
よく目にしたかもしれません。

東京ディズニーランドの入口だったり、浦安市の歩道だったり・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、ハイスピード工法は、「液状化対策工法」ということを
「ガイアの夜明け」で取り上げられて一躍有名になりました。

今回の現場見学会でも、液状化現象を再現すべく
デモンストレーションキットを作成しました。

ボックスの中に土を入れて、水を表面下まで入れてます。
そして、家に見立てたグレーのブロックの下には、写真では見えないですが、
砂利で杭状のものを9本作成。
ブラウンのブロックの下は何も施していません。

このボックスの下からバイブレータで振動を加え、疑似的な地震を再現しました。

振動を加えると、徐々に液状化現象が起こり、家に見立てたブロックが
変化していくのを見て頂けます。
動画はコチラ。なかなか衝撃的な映像となりました!

どうでしょうか、
これが自分の家だと思うと、ゾッとします。

液状化のメカニズムと、ハイスピード工法がなぜ液状化対策になるのかを説明し、
作った砕石パイル(杭)へバケツの水をかけてみて透水性が高いことを確認して
もらいました。

 約1時間程度でしたが、「地盤調査」「セメント固化実験」そして
「ハイスピード工法実施工」「土質確認」「液状化実験」
見て頂きましたが、やはり一番反響があったのは「液状化実験」でした。

ご参加頂いた住宅会社様からは、こんなお言葉も。

「耐震はどこの会社もやっているし、ウチだけという差別化ができないけど、
この液状化対策になるという改良工事は売りになるからええなぁ」

「お施主さんへ安心感を伝えられるいいデモンストレーションだった。
ぜひウチのモデルハウスでデモをして欲しい!」

10数年間、地盤改良といえば「セメント改良工法」でしたが、
今は新しい選択肢として「ハイスピード工法」があります。

生涯で一番高い買い物といわれる「住宅」で、後悔して欲しくないので
ぜひ、環境にやさしい、地球にやさしい、お財布にもやさしい
「ハイスピード工法」を選択してもらえたらと思います。

この見学会を通じて「ハイスピード工法」のファンになっていただき、
お施主様の笑顔のためにご提案してもらえたら最高です。

お施主様に喜ばれる工務店づくりをお手伝いします。
選ばれる地盤改良のことは村上建設へご相談下さい!

ハイスピード工法 施工現場見学会②

村上建設(株)ハイスピード工法の営業担当の坂上です。

先日開催しました施工現場見学会のデモンストレーションの
内容について触れていきたいと思います。

やはり、理解してもらいたいのは、
「地盤改良工事にも品質がある」ということ!
「お施主さんから何も言われないからこれまで通りでいいや」、
「予算が厳しいお客さんだから値段の安い方を勧めておこう。。」
というのが現実であり、実際だと思います。

お施主様は家づくりも地盤改良についても、もちろん素人です。
だからこそ、何も言われなかったからとか、勝手に予算がないから
安価な方を提案するというのはお客様にとって幸せでしょうか??

お施主様にキチンと選択肢を提示して、メリット/デメリットを分かって
もらった上で、コスト比較もして、どれが最適かを提案していくことが、
家づくりのプロである住宅会社様としての本来の姿ではないでしょうか。

ちょっと熱くなってしまし、前置きが長くなってしまいました。。。

ではまず、「①地盤調査」についてです。

地盤調査をする場合も、地面に突き刺す錐(ロッド)の溝がすり減っていると
当然、地盤調査の結果が変わってくるのです。
だから、いつも通りに調査会社へ調査依頼する際には、
キチンと溝があるロッドを使っているか確認した方がいいと思います!

また、調査した結果報告書は、例えるならば病院の患者のカルテと同じです。
診断(地盤調査)の結果、病気(軟弱地盤)が見つかると、
どの部分(深さ)を、どのような治療法・手術方法(地盤改良工法)を
施して健康(支持できること)になるのかを考えます。

例えばガンが見つかったら、放射線治療するのか、または手術して
ガンを切ってしまうのかといったように、費用も違えばリスクも違うのは
地盤改良も同じなのです。

だから選択肢が必要なんです!!

次は、「②セメントの固化実験」です。

セメント改良の場合は、土の中でセメントミルクと土を撹拌して
セメントの杭を作っていくわけですが、土の中でホントに固まっているのか
謎じゃないですか??

特に腐植土といわれる植物や木が腐って分解されずに残っている
酸性の強い土が出てきた場合、セメントが固まらず地盤沈下事故が
発生している事例はたくさんあります。

なぜ固まらないのか?
それは、セメントはアルカリ性、腐植土は酸性でかつ水分を多く含むからです。

ここで実験したのが、「土とセメントと水を混ぜたテストピース」と
「腐植土とセメントと水を混ぜたテストピース」でどれくらいの硬さに
違いが出るのかです。※セメントと水の配合割合は同じです。

この違いがどんなものか、ご参加された住宅会社様は興味津々で
見入っておられました!
まずは普通の土とセメントで作ったテストピース。
何度かガシガシ突き刺すとさすがに割れてしまいましたが、カチカチに固まってました。

こちらは腐植土で作ったテストピースです。
ただ突き刺しただけなのに、ものの見事に瞬殺、割れてしまいました。
要はセメントが固まっていなかったのです。

この実験から分かるのは、地中で腐植土があった場合に
知らないまま対策を打たずにいつも通りにセメントを流し込んで
施工してしまうと、家を支えるはずの杭が固まらないから
沈下事故、家が傾く原因となる可能性があるのです!

ここで、実際に孔を掘ってみて、出てきた土を触ってもらいました。
過去の地盤調査結果から、軟弱地盤にあたる深さの土が
どのような固さなのかを知ってもらうためです。

皆さんにはビニール手袋をはめてもらい、表面からは想像もできないような、
水を含んだ軟らかい粘土を実際に触ってもらいました。
「こういう土(粘土)が家の傾く原因になるんだなぁ」という感想を頂きました。

一方、我々が提案するハイスピード工法は、孔を掘って土を出すときに、
しっかりと土の状況を確認しながら確実に施工ができる工法です。
よって品質面で安心できるのです!

ハイスピード工法は堀った孔に砕石を投入して、押し込みながら締め固めていくために、
しっかりと締め固まった層ができていることを、オペレータが計器で確認しながら
確実に施工していきます。

この計器で、深さ・押し込む力をデジタルで確認できるのですが、
この工法の品質を支える心臓部分です。
皆さん、興味深そうに説明を聞いて頂きました。

お施主様へ安心して家を建ててもらうために、地盤改良工事は
しっかりとした最高の品質を提供していくことが大切だと思います。

それを提供できるのがハイスピード工法なのです!

メインイベントについては、次のブログでお伝えしたいと思います。
見学会の中で一番の盛り上がりを見せた実験です。
お楽しみに~~♪

ハイスピード工法 施工現場見学会①

村上建設(株)ハイスピード工法の営業担当の坂上です。

ハイスピード工法を提案すると、よく住宅会社様に言われるのが、
「実際に施工をやっている現場を見せてよ!」
「お客様へ提案する前に、ホンマにオススメできるか見たいなぁ」
ごもっともなご意見です。。。

ということで、ご要望にお応えするカタチで、今回は堺市西区で
イベントとして現場施工見学会を開催しました。

テーマは、ズバリ、
「【きて、みて、ふれて】
百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず」

我々としては、
ハイスピード工法がそこらへんの地盤改良工事ではないというコト、
また我々が提供できるメリット・付加価値を理解して頂くために、
そして、住宅会社様がお施主様へそのメリット、素晴らしさを
伝えて頂くためにも「体験・体感」をしてもらうことは大事だと考え、
開催に踏み切りました。

見学会場はちょうど昨年1月に弊社が地盤改良工事を
施工させて頂いたお隣の空き地を不動産会社様から
お借りして現場見学会を企画・開催しました。

株式会社ホームクリエイト様、ご協力ありがとうございました。

施工内容・現場を見て頂くのはもちろんのことですが、
な、なんと実は、

この会場(土地)は売り物件で、お越し頂く住宅会社様が
土地なしのお客様へここの土地の提案をして頂くこともできる、
不動産会社様にも住宅会社様にもメリットを生むことができる
画期的な取組みにしちゃいました。

さて、前置きが長くなりました。。

たくさんの会社様が見学会へご参加頂いたので、
お越しになる際に現場の駐車スペースも限られていることもあり、
近くのコミュニティセンターへ駐車して頂き、そこからはマイクロバスで
会場へ移動しました。

バスの行先は「HySPEED施工現場見学会」となってます。

会場はこんな感じです。たくさん集まって頂きました。
注目度の高さがうかがえます。

全景はこんな感じです。(左側のお宅の改良工事をウチでやりました)

テント内には、各種資料はもちろん、ハイスピード工法を理解するための
模型や、液状化現象を再現する体験キットも準備しました。

どんな内容をお見せしたのかは、次のブログで書きたいと思います。
お楽しみに~~♪

T様邸 施工実績

2017.2/13 くもり 大阪市旭区 木造3階建て ベタ基礎
2.0m 19本 総延長38.0m

村上建設(株)ハイスピード工法の営業担当の坂上です。

今回初めてハイスピード工法を採用いただきましたIDホーム様。
ご採用ありがとうございます。これからも引き続きよろしくお願いします。

この現場は先月下旬に着工予定でしたが、実は史跡調査が入って
工事が中断してしまいました。
皿とか土偶とか出てきたらどうしようなんて気をもんでましたが、
結局何も発掘されず施工の日を迎えました。

順調に施工は進み、昼過ぎには改良工事は完了しました。
施工能力は現場ごとに伸びてますし、現場の美化は相変わらず
素晴らしいです。本当にこのチームは頼もしい限りです!現場の整地を済まして、ハイスピード工法の特徴でもある
品質確認のひとつ、「平板載荷試験」を実施しました。

これは現場で必ず50本の杭を施工するごとに1ヶ所の
載荷試験を実施します。
建柱車の一部を改造して、作った杭のうえで荷重をかけて
沈下量をなんと、ミリ単位で計測しているのです。

セメント改良工法ですと、セメントのサンプルを抽出して圧力試験を
しますが、本当に施工された杭がしっかり支えられるかを判断する
内容ではないのです!

全てはお客様のあんしんの為に、
しっかりと施工後の品質チェックは怠りません!

当たり前に傾かない地盤を作り、当たり前に品質チェックをして
提示できることって他の工法では意外とやってないのです。

住宅会社を選ぶ際には、お施主様はそのあたりもチェックして
後悔しない家づくりをしてほしいなと思います。

「悔い(くい)の残らない杭(くい)を作ります!
ハイスピード工法!!」
これ、最近のお気に入りにキャッチフレーズです。

お施主様に喜ばれる工務店づくりをお手伝いします。

選ばれる地盤改良のことは村上建設へご相談下さい!